久しぶりのコーナー「オカルト47」をやりました。
こちらのコーナーでは、47都道府県にまつわるオカルトを
紹介していくというこのコーナー。
今回、早瀬氏が選んだ県はというと・・・。
『京都』
古都といわれ歴史にまつわるものも多い
そんな県である京都のどこを紹介するのかというと
京都の中でも最も有名な観光スポットである『清水寺』です。

そんなメジャーなスポットで
どんなオカルトがあるのかと思いますが
早瀬氏の独自の切り口のオカルトをランキング形式で
紹介していただいたので、そちらの補足をさせていただきます。
それでは早速、第3位
『弁慶の指跡』
本堂軒廻りの長押(なげし)に、木目に沿って掘られ謎の溝。
弁慶が指で掘ったものといわれ、清水寺の七不思議として伝えられています。

実はお百度参りが盛んで、お参りした人たちが暗闇の中で本堂の周りを
手や数とり札で擦ってついた時の痕なのだそうです。
ちなみにお百度参りが起源となって、
「堂堂めぐり」という言葉ができたといわれています。
では第2位の発表です!
『おかげ明神』
どんな願い事でも、ひとつだけなら必ず願いをかなえてくれる神さま
それが「おかげ明神」です。
「おかげ」とはご利益のことで、特に女性の守り神として
厚い信仰を受けてきました。
そしておかげ明神の後方には、ご神木である「いのり杉」が立っています。
「いのり杉」は別名「のろい杉」ともいわれており、
江戸時代には多くの女性たちが「丑の刻参り(うしのときまいり)」を行っていました。
当時から現在まで伝わる「丑の刻参り」は、
丑の刻に藁人形を五寸釘でご神木に打ちつけ、相手を呪うというもの。
自分の知っている女性が釘を打っているのをみたら
とんでもないトラウマになりそうです。
おーコワ!
さてそれでは栄えある第一位の発表です!
「清水の舞台から飛び降りる人って本当にやった人いたの?」

なんとも切れ味の悪いタイトルですが
要するに「清水の舞台から飛び降りる」なんてことわざがありますが
実際に飛んでいる人はいたのか?という話です。
実はその答えは「メッチャいる」です。
しかも面白いのはなぜか統計を取っているのです。
地上約12メートル、4階建てのビルに相当する清水の舞台。
飛び降りたその数はなんと!
『未遂を含めてなんと235件』
しかもこれだけではなく
この高さから飛び降りていく人の年齢等の統計も取っているんです。
成就院の記録によれば「飛び降りた人」の内訳は、
10~20代の若者が53%以上を占め、
最年長は80歳で最年少はなんと12歳!
また70%が女性だったそうです。
女性のティーンエージャー飛び降りが
流行っていたんですね。
出身地では日本全国に分散していますが、地元京都の人が70%と圧倒的多数を占めています。
さらになんと職業別のデータもあるんです!
階級別では、武家や公家の記録はなく、若い僧侶や尼僧が約7%。
飛び降りたほとんどが一般庶民でした。
ですから当時の清水寺では
「次のキミ!」
「はい!京都から来ました!17歳 アケミです!」
「職業は?」
「家事手伝いです!」
「で?今日は飛ぶの?飛ばないの?」
「飛びます!」
「じゃあ草履は脱いでそっち並んでね」
みたいなやり取りがあったんでしょうね。
しかも!
なんと!
驚きの事実があります!
それは・・・
『生存率は約85%』
意外と死なないんです。
2度飛んで2度とも助かっている女性もいたとか。
ですから、「清水の舞台から飛び降りた気持ちで・・・」
というのは「決死の覚悟で思い切って大きな決断をする」
みたいな意味ですが、当時の人はちょっと違うニュアンスで
使っていたかもしれません。
「んー。どうしようかな。
結構ヤバそうだけど、こないだ60代のおばあちゃんも
助かったっていうし、まぁ大丈夫っしょ!」
くらいの覚悟だったのかもしれません。
ちなみに『なぜ飛び降りたか?』ですが
自殺志願と思われがちですが、これは全く逆の理由。
清水の観音さまに一心に祈って飛ぶと、命も助かり願いも叶うという迷信による、
願掛けだったそうです。
しかもこの生存率の高さからか衝撃的な行動のせいか、
この迷信は全国に広まっていったそうです。
とまあこれで1位の補足を終わりますが
最後に一つだけ。
絶対に飛んではいけません!
『今回の話で生まれたロマンの原石・・・
磨くのはアナタの好奇心です!』
それでは次回もお楽しみくださいませ。
※我々が語るのはあくまで都市伝説でジャンルはコメディです。
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